体験入学・平田朝音さん
勤務校で行われた、中学生向けの体験入学。
いつもお願いしている講師の先生が、急なお仕事のため都合が付かなくなり、平田朝音さんに急遽お願いしたところ、ご多忙の中でしたがご快諾頂きました。
当日参加の中学生は8人。演劇部の生徒もお手伝いとして参加し、総勢で16人となりました。
朝音さんが用意されたエキササイズは、「鏡」「つなひき」「聞く」そして「スタートライン」でした。最後の「スタートライン」は時間切れでできませんでしたが、みな「演劇論応用」の授業の最初の頃に行っているものです。
最初に簡単に自己紹介をしたあと、ボールを使ったアイス・ブレーキングから始まり、ペアを作って「鏡」から取りかかります。
過去、授業の時にとてもおもしろい男子ペアがあり、私もたまたまその場に立ち会ったのですが、この日もその話をされていました。鏡のはずなのに、お互いはまるで違う動きをしている。まるで違う動きなのだけれど、お互いをしっかりと写し取っている。そんな不思議な二人組でした。
「聞く」を四人組・四つのグループで行いましたが、やはり出てくるのは〈授業に飽きた〉風景や〈校長先生の長いお話〉という光景でした。
それを見ながら…、まぁ類型的だとも言えなくはないですが、必ずと言っていいほどこの光景が出てくるのはなぜかなぁ…と考えました。自分たち相互で話すことが制限され、聞くことを強制される風景に対する抵抗を日頃から感じているのかな…と思いました。
聞くことを強要されているから、日常的となっているから、改めて、集中して聞く、ということが難しいのかな…と、そんなことを感じます。
朝音さんも言っていましたが、これらの光景はそれぞれ、「聞く」ことに集中する状況ではなく、「聞きたくない」という状況を提示している姿になっています。それがわるいというのではなく、ただ、その「聞きたくない」という状況が普段の中高生の暮らしにはより身近となっているということなのでしょう。
アイスブレーキングの時間のボールのやりとりでは、まだまだコミュニケーションがうまくいかない感じがたくさんありましたが、「綱引き」あたりからお互いをしっかりと見る関係が生じてきました。
自分一人で作るのではなく、相手と作り上げるということ。
そのことを、この活動をとおして自然と感じ取れていることがわかります。
終わった後の感想の時、参加した中学生からは「おもしろかった」「楽しかった」「時間があっという間に感じた」なんていう感想をたくさん聞くことができました。
「発声練習とかやるかとおもっていました」「セリフを読むのかと考えていました」なんて感想もありました。セリフやことばに取りかかるそれ以前に受けとめてほしいもの、そんなものを感じ取ってもらうことができたかな、とおもいます。
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コメント
いつも欠かさず拝見させていただいています
どうも僕です
2年生の頃を振り替えると、確かにそういったゲームを余り後輩とやってなかったなーと、今更ながら後悔しました

正直、演技うんぬんを前提にしたワークショップよりも、相互理解のためのそれの方が大切だなと考え始めたのが最近だと言う…。気付くのが遅かった
でもこれも毎年先輩の皆が繰り返してきた後悔だなぁと思うと、ちょっと悔しいですね 笑
次の公演は後悔のないように頑張りたいと思うのいます。なので、先生もこれまで以上のダメ出しをどーぞ遠慮なくお願いします
投稿: 日芸志望の子。 | 2009年2月 7日 (土) 23時31分