2009舞台芸術演劇祭・仕込み
12日(祝)が本番の、東京都特別支援学校舞台芸術・演劇祭の仕込みに東京芸術劇場までやってきました。
高校演劇の都大会の時と比べると、雰囲気はちょっと違います。高校演劇の場合、やはりコンクールの意味を持っているので、リハーサルの時間が一律に制限を決められていたり、照明や音響プランは各校制作のものに基本的に手を加えず進められるのですが、特別支援学校の演劇祭の場合は舞台スタッフとともにつくりあげる色彩がより強く感じられます。照明・音響プランはやはり原案は決めてきているのですが、当日の会場でスタッフと相談しながら手を加えて仕上げていきます。
仕込みの段階で感じる一番大きな違いは、舞台面に貼るバミリテープでしょう。高校演劇も、またプロの商業演劇についてもきっと、バミリテープは極力目立たぬようわずかですまそうとするのですが、特別支援学校の場合はそれらからすると信じがたいほどかなりのテープを貼ります。特に、ダンス系の出し物の場合それが顕著です。生徒の立ち位置をラインで貼るためテープの長さも長くなります。障害のある子どもたちであるので、わかりにくい目印では役に立ちません。
さらに感じる違いは、教員たちの総力戦となるところですね。さまざまな専門分野をもつ先生方がプロの力を結集して作るため、作品に見応えがあります。美術や技術、工業の免許を持つ先生が作成する舞台装置。ダンス専攻の体育の先生の指導による振付。声楽専攻の音楽の先生による歌唱指導。障がい児学校の主要三教科と言われる実技科目の先生方の指導を筆頭に、さまざまな方々の力が合わさって素敵な作品が作り上げられます。
だからこそ…準備の場面ではさらなる完成を目指してギリギリまで粘ります。この日は、退館時間直前の22時寸前まで手直しを加えていました。
どんな本番となるか、今回もいまからとても楽しみです。
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コメント
特別支援学校演劇祭について、記事を載せていただきありがとうございます。記事を見て、また実際の現場にいて、いろいろな人々の力の総結集が特別支援学校演劇祭だと思いました。この演劇祭が特別支援学校の演劇の発表にとどまらず、障害児(者)の可能性や未来につながってくれることを祈っています。
投稿: 半田利和 | 2009年1月11日 (日) 23時38分