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2007年度城東地区発表会4日目/審査結果発表

城東地区発表会の4日目・最終日です。この日の講評と、審査結果の発表がありました。

●都立葛西南
「o'er」作:宮下克士
▼ギャグのてんこ盛り、ギャグと本筋とが組み合わさって交互に展開するというお話でした。いい点としては、二つの世界をパイプ椅子で表現しているところですね。
シンプルな道具、こだわりの音楽。
転換の仕方はほかの学校にも参考になりました。
指相撲を、身体全体で表現するところなどたいへんおもしろかったです。
続いて課題ですが、身体にも緩急がほしいところです。
〈緊張と解放のレッスン〉を今後やっていってください。
耳打ちをする演技がありましたが、耳打ちするならちゃんとはっきりとやること。
世界を変えるような勢い、切れがほしいですね。
また、舞台上で役者同士がお互いをかくさないように気をつけてください。後ろになった人が臨機応変に動けるといいですね。
ギャグの時は力を抜くといい。
衣装、白と黒を基調にしたものだったが、後ろが黒、大黒幕だった。下北沢の駅前劇場のようなところだったらよかったと思うが、ここのような額縁舞台だと、後ろのお客さんにちょっときつかったかな。メリハリをつけようという意図だったのだろうけれど。
▼みんな個人的には味があってよかった。
お互いにやって絡んだときにでるおかしさ、ノリができたらいいな、と言う希望です。
▼身体の緊張と解放とコミュニケーションをもっと部活の中でやっていくといい。
スパイ役の人、靴底に厚めのフェルトかなんか貼ってみると音が気にならなかったかな。

●江戸川女子
「夏芙蓉」作:越智優
▼半開きの幕前でのスタート、セリフのやりとりが落ち着いていた。
音楽の選曲もすてきだった。転換もうまくできていた。
ラスト、賞状の筒の立っているところに、明かりが入っていき、「一緒に卒業します」というセリフ、感動的で落ち着いてやれたな、とおもいます。
ほかのグループへも参考になることとしていくつかお話しします。
1、セリフについて。勢いづいて言ってしまったり、動きながら言うセリフは不明瞭になります。
2、止めようとするときの演技であったのですが、セリフの肉体化を意識してください。「待って、まだ行っちゃだめ」と言うとき、実際に行動を押しとどめるだけのエネルギーがどれくらいあるか。一回、肉体化してやると、行動してみるとそれがわかる。その具体的なパワーにどきっとして身体が止まったりするわけですが、それくらいのエネルギーが言葉になっていかなければいけない。
▼空間の処理の仕方に工夫がありました。
この作品、だいぶ僕見てるんです。家庭科室、あのシーン作ったんですか。5人のキャラクターの個性がちゃんと出ていた。
常套手段なんですが、ゆっくりみんなで近寄っていく方が、ラストとしていい感じになったのではないでしょうか。

●都立竹台
「泥鶴」作:辰嶋幸夫
▼セリフがとてもはっきりしてて、ストーリーがきれいによくわかりました。着物のことを前から言っているのですが、挑戦することはいいんですが、この頃の人たち、着る機会がないのでぜひ着てほしいのですが、着付けにぜひ気を遣ってください。
これから作品を作るとき、演技するときに、小道具・大道具、SEにもこだわりをもってほしい。道具類やSEなどそれぞれについて、ちょっとずつ、目標を掲げてやっていくと、いいものができます。
装置も木のままじゃなくて、色を塗ってみるとか。小道具も、鏡、本物じゃなくて、どうしても本物だと反射が来てしまい、見にくいですよね。それがあるとちょっときついかな、細かいですけど、そういうところを丁寧にやっていきましょう。
日本間のシーンは、30cmでも高くしてほしい。舞台上の板目が見えてくると、泥鶴にはあわないな、と。布の模様を出すなど、創造することの楽しさをもっとできるといいかと思います。
着物の下には、バスタオルかなんか巻いてください。どうしても汚くなってしまう。下の裾が出てきてしまう。何か下にはいておく、巻いておくといいんじゃないか。生足が出ちゃうと、ちょっと気になるところがありますね。着付けについては、年配の人に聞くなど、それがまた勉強になりますから。それをもっとやってくれたらいいかな。
演技の位置関係についてですが、どうしても動かないでセリフ言ったりするから、絵解き芝居、紙芝居のようになってしまうので、もっと立体的に動いてみるとかしてみましょう。
せっかく作った装置をもっと使ってみるとかしてみるとさらに楽しくできたと思います。

●都立橘
「ゆめのはなし。」作:大久保史織
▼初めての参加と言うことで、おめでとうございます。大久保さんが作なんですね。
「ゆめのはなし。」をみながら私たちの抱えるディスコミニュケーションについてすごく考えさせられました。
最後まで夢の中の夢の話のように思えました。
セリフについてですが、そのときに発見するってことがありますよね。ある緊張関係の中でわたしも今喋っていますよね。「あれ、なんでこんなところにいるんだろう」と起き上がって、大久保さんは言ったけれども、気づくときって、動いてから気づくのかな。
あり得ないような先生でしたね、子守歌を歌いましたね、おもしろかったんですけど、
起きるかな起きないかな、という相手の反応を見ると言うことがなければ、ただ段取りで歌っているだけになってしまう。丁寧に、こだわってやった方が、おもしろいよ。今気づくということをやっていってほしい。
主人公と妹と先生をのぞいて、みんな赤のワンポイントがついていましたね。
ペロペロキャンディ、とてもよく作っていたと思います
ダンスのところでもそうなんだけど、「全力で踊った」、というセリフはあったけれども、全力で踊ったように見えなかった。
セリフを音楽で消さないでください。どうせだったら、転換中にここぞと言うときに音楽をならしてください。
▼始まりがとてもおもしろかった
タッチを変える、集団で変えていくなどするとよかったかな。
集団で踊ってぱっと戻るとか、電池のプラスマイナス、作用と反作用とかあるし、反対のものをちゃんとふまえると、タッチが決まってきます。
今のままだと抽象的、観念的で入り込めないところがある。そういうときこそ、具体的なものを入れるといいですね。

●都立赤羽商業
「☆Bメンガールズ☆」作:柳澤学と赤羽商業高校演劇部
▼最初からノリノリでした。ひもが外れた人も躊躇泣く処理をして、V字バランスでのからみ、ETのやりとり、受けたと思います。
二人の友情を軸に物語が進んでいきました。中島みゆきとかクールファイブとかの曲が出てきて、とても楽しいお芝居でした。
ほかの高校にも言えることだけれど、くくりとして演劇部は文系の方に入ってしまう。だけど、演劇はスポーツ系と認識を改めてください。
ソフトボール、あれさ、見たいんだよね。もっと動き切れよくていいはずだよね。長時間見せる訳じゃないから、ノックの場面とか、いいところを見せようとするソフトボール部だからさ、かけ声かけてランニングしてくるところはかっこよくなくちゃいけないんだよ。
そういうセンスを片側に持ちながら、レトロを楽しむ。
殴り殴られるところなんか、細い子は殴られたらぽーんと飛ぶとか、観客のいい意味での期待に応えて、さらに上に行かなくっちゃ。見る人が何を期待しているかを考えて。
千本ノックでも何でもいいんです。切れよく動きを見せてください。
また、身体の動きは、点で取ってください。点で受ける。面で取ってはいけない。殴る方が主じゃなく、やられる方がメインだよ。
▼とてもなつかしいレコードとか見ている僕たちに応援歌をもらっているような感じで楽しく見られました。クールファイブのおじさんたちの声をまねしてみるとかすると楽しいのではないでしょうか。

●都立東
「羊のお水さようなら」作:三輪忍、前原麻希
▼これ題を変えているんですね。変えてよかったんじゃないかな。
1時間の間にいろいろお話を詰め込んでいましたね。
サザエさんで最初につかんで、離さないんだよね。
羊水というか、胎内。羊と執事ね、うまいですね。
家族の絆とか愛とかいろいろ詰まっているな、と思いました。
独り立ちする、巣立っていく、出発する不安とかおそれとか入っていておもしろかったですよ。このホールが合っている、何となく胎内のような感じがして、はまったな、と感じます。偶然なんでしょうが。
羊たちが袖から顔出すところ、あれは常套手段だから、せっかくあるんだから、パネルとか作っちゃって、そこが開いて顔をだすとか、まさかそこから顔が出るとは思えない、というようなところから出してみるとかするともっと楽しくなるんじゃないでしょうか。
ちゃぶ台が回るといいね。そうするとあの上が胎内のような感じに思えて…単なる戯れ言として聞いてください、ただそういうことが思えるほどおもしろかった。
「スリラー」とか、ノリますよね。サザエさんに始まりサザエさんに終わるというのもよかったです。サスペンスもあり、結構でしたよ。
最後、暗転がなしでいいかな、終幕をもう少し工夫すると切れがあるんじゃないかな。
▼最初、床がずれるんだけど、裸足にするか、ゴムをつけるか。
主人公の彼女が靴を履くけど、はかなくてもいいかな
お母さんが編んだ靴下をはくというセリフもあるから。
▼執事さん、一瞬の暗転で消えているとよかったかな。
お母さんに見えてくるような顔ができるとよかった


★審査結果発表
☆中央発表会への推薦校(上演順)
都立足立新田
都立淵江
都立東

☆奨励賞(上演順)
都立足立東
都立足立
都立本所
都立小岩
都立江北
都立白鴎
都立深川
都立荒川商業
都立飛鳥
江戸川女子
都立赤羽商業

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コメント

はじめまして。高校演劇大会結果速報ブログの大沢ケイトと申します。こちらの情報をお借りしましたのでご報告させていただきます。不都合等ございましたら、お手数ですがご連絡ください。

投稿 大沢ケイト | 2007年10月18日 (木) 00時20分

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